いっぱい汗をかけば痩せるは間違い?汗と消費カロリーの関係性について解説
消費カロリーを増やす方法が知りたい。
このような悩みを解決していきたいと思います。
この記事の内容
- 汗の量と消費カロリーの関係性
- 汗をかくメリット
- 消費カロリーを増やす方法
この記事の信頼性
左が筋トレを始める前の私で、右が筋トレを始めて1年半後の私です。
筋トレを始めて身体を変えることができました。
その過程で得た知識や経験をもとに記事を書いています。
汗の量と消費カロリーに関係性はない?
汗をかくとなんとなくカロリーを消費していると感じますよね。
ですが、汗の量=消費カロリーではないのです。
人はなぜ汗をかくのかご存知ですか?
人は体温を調節するために汗をかきます。
上昇した体温を下げるために汗をかくのであって、消費カロリーが多いから汗をかくというわけではないです。
ですが、汗と消費カロリーが全く関係ないかと言われれば、そうとは言い切れません。
運動をして汗が出る流れはこんな感じです。
運動をする(カロリーを消費する)
↓
体温が上がる
↓
汗が出る
要するに、多くのカロリーを消費している時は汗が出るが、汗が出るからといって必ずしも多くのカロリーを消費しているわけではないということです。
サウナとウォーキングを例にするとわかりやすいので少し説明します。
サウナに30分入ると大量の汗をかくと思います。
一方、ウォーキングを30分すると汗をかくとは思いますが、サウナほど汗はかかないと思います。
ですが、サウナ30分よりもウォーキング30分の方が消費カロリーは多いです。
このように、汗の量=消費カロリーではないですがカロリーを消費している時は体温が上がって汗が出やすくなっているのです。
次の章では汗をかくメリットについて解説します。
汗をかくメリット
汗をかくメリットは主に4つあります。
- 体内の不要な老廃物を排出できる
- 熱中症を予防することができる
- むくみを解消することができる
- 美肌効果がある
汗をかくメリット① 体内の不要な老廃物を排出できる
人は老廃物の95%を便や尿から排出していますが、汗をかくことでも老廃物を排出することができます。
老廃物を排出することでリンパの流れが良くなり疲労感を軽減することができます。
なんとなく体の調子が悪いなと感じた時は、軽い運動をして汗をかくことで身体の不調を改善することができるかもしれません。
汗をかくメリット② 熱中症を予防することができる
汗をかくことで体温を調節することができるので、熱中症になりにくくなります。
普段クーラーの効いた部屋で生活をしていると、汗腺の働きが低下して体温調節機能がうまく働かなくなってしまいます。
定期的に運動をして汗をかくことで体温調節機能を正常に保つことができ、熱中症の予防になるのでおすすめです。
汗をかくメリット③ むくみを解消することができる
汗をかくことで血流が良くなり腎臓の働きが活発になります。
腎臓には体の中に溜まった老廃物や水分、取り過ぎた塩分などを尿と一緒に体の外へ出してくれる働きがあるので、水分を体内に溜め込みにくくなります。
その結果、むくみが解消されるのです。
また、血流が良くなることで代謝も上がるので痩せやすい身体になることができます。
汗をかくメリット④ 美肌効果がある
汗をかくことは肌の潤い、保湿において重要な役割を担っています。
汗をかかないと肌が乾燥し、肌のバリア機能の低下を引き起こしてしまいます。
汗をかくことは美肌効果がありますが、汗をかいたまま放置してしまうと雑菌が増えてしまい逆効果なので、汗をかいたらすぐ拭き取るようにしましょう。
消費カロリーを増やす方法
消費カロリーを増やす方法は有酸素運動だけではありません。
色々な方法を試して、ダイエットを成功に導きましょう!
- 有酸素運動を行う
- 筋トレをする
- HIITを行う
- コーヒーを飲む
- タンパク質を摂取する
消費カロリーを増やす方法① 有酸素運動を行う
消費カロリーを増やす方法として1番最初に思いつくのが有酸素運動ですよね。
もちろん有酸素運動は消費カロリーを増やすのに効果的ではありますが、ダラダラと有酸素運動を行ってはいけません。
有酸素運動を行う際は心拍数を意識してください。
最大心拍数の60%前後の心拍数をキープすることで、効果的に脂肪を燃焼することができます。
最大心拍数 = 220 – 年齢
キープする心拍数 = 最大心拍数 × 0.6
20歳の方であれば最大心拍数は200なので、心拍数を120にキープしたまま有酸素運動を行うことで効果的に脂肪を燃焼することがきます。
ジムのウォーキングマシンであれば、心拍数は測ることができると思います。
外を歩いたり、走ったりする場合はスマートウォッチなどを活用して心拍数を測ることをおすすめします。
ちなみに私はApple Watchを使って心拍数を測っています。
消費カロリーを増やす方法② 筋トレをする
筋トレは筋肉をつけるためだけでなく、消費カロリーを増やすのにも効果的です。
筋肉は見た目をカッコよくするだけでなく、代謝もあげてくれるので安静時の消費カロリーが増えます。
特に女性の方に多いのが、痩せたいけど筋肉ムキムキになるのは嫌だから筋トレはやらないという方です。
安心してください。そんな簡単に筋肉ムキムキにはなりません。
女性の方でも適度に筋肉をつけて痩せやすい身体を目指しましょう。
消費カロリーを増やす方法③ HIITを行う
HIIT(ヒート、ヒット)とは、「High Intensity Interval Training」の略で、負荷の高い運動と休憩を繰り返すトレーニングのことを指します。
HIITは短時間に多くのカロリーを消費できるだけでなく、アフターバーン効果によってトレーニング後もカロリー消費が続くので、消費カロリーを増やす方法として最適だと言えます。
しかし、HIITは運動強度が高いので、普段あまり運動をしていない方にはおすすめできません。
HIITについては、HIITって本当に痩せられるの?HIITの効果や具体的な方法について解説にて解説していますので、ご覧ください。
消費カロリーを増やす方法④ コーヒーを飲む
コーヒーにはカフェインとクロロゲン酸が含まれており、この2つが脂肪燃焼に効果的だと言われています。
また、カフェインには脂肪燃焼の他に、血行を促進する作用があります。
血流が良くなると体温が上がり、基礎代謝も上がるため痩せやすい身体になります。
コーヒーは消費カロリーを増やすのに効果的なのですが、就寝前に飲むことだけは避けてください。
コーヒーには覚醒作用もあり、就寝前に飲んでしまうと寝られなくなってしまう可能性があるので注意が必要です。
まとめ:汗をかく=カロリー消費ではないが、カロリーを消費している時は汗をかく
今回は汗と消費カロリーの関係性について解説してきました。
もう1度おさらいしたいと思います。
- 汗の量と消費カロリーの関係性
→多くのカロリーを消費している時は汗が出るが、汗が出るからといって必ずしも多くのカロリーを消費しているわけではない
- 汗をかくメリット
- 体内の不要な老廃物を排出できる
- 熱中症を予防することができる
- むくみを解消することができる
- 美肌効果がある
- 消費カロリーを増やす方法
- 有酸素運動を行う
- 筋トレをする
- HIITを行う
- コーヒーを飲む
汗をかくことは基本的にメリットしかないので、日頃から積極的に汗をかくようにしましょう。
ただし、水分補給と汗の拭き取りを忘れないように気をつけてくださいね。
今回は以上です。